「デイトレーダー(day trader)」とは、株式やFXの取引を1日で完結させる短期トレード手法「デイトレード(day trading)」で運用益を上げていく投資家のことを言い、国内における個人投資家の大半は、このデイトレーダーが占めるとも言われています。
デイトレーダーという職業や副業が注目されることとなった背景には、2005年12月に起きたジェイコム株大量誤発注事件によって一躍脚光を浴びた「B・N・F」氏や、資産が200億を超え国内市場を動かすとも言われる「cis(シス)」氏など、国内トップクラスの有名デイトレーダーの存在があるかと思いますが、BNF氏やcis氏に憧れてデイトレーダーになったという方も多いのではないでしょうか。
デイトレーダーは以前よりだいぶ社会的に認知された印象ですが、昨今ではブログやツイッターなどで人気のデイトレーダーも、専業主婦やサラリーマンなど、職業や生活環境も様々。
こうした兼業デイトレーダーが日々発信する、トレード日記や収支、年収などが書かれたデイトレブログを見て、デイトレーダーに魅力を感じたという方も多いかと思います。
このページでは、デイトレーダーの職業や年収など日常生活の裏側をはじめ、デイトレーダーになるために必要な初心者向けスタートアップ情報などをご紹介します。
特に、兼業でデイトレードを始める方はぜひ、先輩デイトレーダーのブログを参考にしてみて下さい。
このページで分かるデイトレのこと
デイトレーダー「B・N・F」16分で20億円儲ける
デイトレーダーが社会的に大きく認知されるきっかけとなったのは2005年12月8日に起きたジェイコム株大量誤発注事件で大きく儲け話題となったB・N・F(ビー・エヌ・エフ)氏の存在が挙げられるでしょう。
当時テレビで大きな話題となっていたので、株について全く知らない人でも印象に残っていたりするのではないでしょうか。
ジェイコム株大量誤発注事件は東証マザーズ市場に新規上場したジェイコム株において、みずほ証券の担当者が「61万円1株売り」とすべき注文を「1円61万株売り」と誤ってコンピュータに入力して注文を執行してしまった事件ですが、BNF氏はこの事件で「16分で20億円儲けたジェイコム男」としてテレビなどメディアで取り上げられ、「デイトレーダー」という言葉や存在が社会的にだいぶ認知されるようになったと思います。
たった16分で20億円も儲けれたなんて、なんとも羨ましい話ですが、誤発注でミス入力してしまった担当者はその後どうなってしまったんでしょうね。
調べるとYAHOO知恵袋で“ジェイコム株式を誤発注した証券社員がどうなったのか”に関する質問がたくさん出てきますが、もし自分が同じミスをしてしまったかと思うと考えただけでぞっとしますね。
BNF氏はもともと2chで有名な個人投資家でしたが、その資産動向の凄さでも知られ、2000年160万円ほどだった資金は、2003年末に2億7,000万円、2004年末に11億5,000万円、2005年末に80億円、2006年末に157億円、2007年末に185億円と推移しています。
160万円が僅か8年ほどで11,875倍の190億円になるって…そんな資産の動向を見せられたら誰でも少しは株をやってみようかな?と思ったりするんじゃって感じですよね。
2009年以降テレビなどメディアで見なくなりましたが、BNF氏のこれまでの発言は名言としてネット上に残り、多くの投資家に影響を与えてきていることでしょう。
BNF氏みたいに資産を大きく増やし億トレーダーになりたいと、BNF氏の名言を色々と読まれた方も多いのではないでしょうか。
テレビでBNF氏がデイトレする姿を見て、「デイトレーダーって凄い」「世の中には株でこんなに儲けている人がいるんだ」などと思われたりした人もいるかと思いますが、日本人は株に限らず「投資」について知るのがだいぶ遅い気がしますね。
「株はギャンブルと同じ」という風潮が今もまだある印象ですが、日本は自発的に動かないと投資についてしっかりと学ぶ機会がないのがちょっとどうなんだろうって気がしますね。
日本人で身近な人に専業のデイトレーダーがいるなんて人はあまりいないのではないかと思いますが、日本証券業協会が発表している証券投資に関する全国調査によると、日本人で株式を保有している人の割合は12.2%で、推計保有者数は約1,266万人のようです。(2018年度)
日本は「堅実に働くこと」が美徳とされ、株式投資は「楽してお金を儲けようとする手段」という悪いイメージがついてしまっている印象ですが、子供が大人になって投資で失敗しないように、義務教育の中で投資のメリットやデメリットなどについて教えるのも良いのではって気がしますね。
アメリカやイギリスでは小学生から株を教わっていたりするようですが、大人になり株を始め、どうして日本は学校で投資について教えたりしないのだろうと思われた人も多いのではないでしょうか。
日本の子供は読解力が低下していると言われてますが、アメリカのように小学生のうちから新聞やニュースを見て議論したり、投資のシミュレーションをするなどすれば、読解力や先見性が身に付き、より視野が広い考え方を持てるようになるのではって気がしますね。
日本は証券会社が無知な老人に投資信託を進めやすいように、あまり投資に関する知識を付けさせないようにしているとかあったりするんでしょうかね。
日本は2020年春からプログラミング教育を小学校で必須化する流れとなりましたが、投資教育に力を入れる日もそのうちくるものですかね。
日本はタンス預金が積み上がり、その額はなんと50兆円に近づいていると見られているようですが、投資教育に力を入れればタンスの中や金利の安い銀行口座に無駄にお金が眠ることもなくなるのではないでしょうか。
金融庁が「金融レポート」を発行してますが、日本人で金融教育を受けたことがない人は71%にのぼり、そのうち67%もの人が“今後、投資教育を受ける気持ちが一切ない”と答えているようです(2016年度時点)。
タンスの中に眠っているお金が投資や消費に向かえば、より経済は回るのではないかと思われますが、国民の半数以上の人が金融教育を受けないまま一生を過ごすと考えると、タンスの中にお金が眠ってしまうのも納得ですね。
デイトレーダーには定年がなく、デイトレを行える環境さえあれば誰でも何歳でも行うことが出来るので、手持ち資金を無題に遊ばせてしまっていると感じることがある人は、デイトレーダーについて知り、少額資金からでもデイトレを始めてみるといいかと思います。
人気デイトレーダーのブログで分かる!生活環境や年収など
デイトレーダーという職業・副業に初めて興味を持ったという方であれば、デイトレーダーが一体どれ程稼いでいるのか?一日の生活サイクルはどうなっているのか?といった、普段見えてこないお金や日常生活のことが気になるのではないでしょうか。
デイトレーダーの中には、日々の取引内容や収支の増減をブログで公開して、ブログサイトへのアクセス数の増加や訪問者から届くコメントなどを通じて、モチベーションの維持・強化に役立てているという方もいます。
子育てに紛争する主婦やサラリーマン、脱サラして専業デイトレーダーに転職した方など、デイトレーダーといっても様々な生活環境、境遇の方がいます。
今時はネットを通しデイトレーダーが日々どういう風に過ごしているかを知ることが出来るので、これからデイトレを始めようと思われている方や、デイトレーダーの生活環境や年収などについて知りたいと思われる方は、先輩デイトレーダーのブログを参考にしてみるといいかと思います。
デイトレーダーになるための初心者向け参考サイト。
人気のデイトレブログ6選
数多く存在するデイトレブログの中から、職業や収入など生活が覗けるだけでなく、初心者のお手本・教材にもなりうる人気デイトレーダー・ブログサイトをいくつかご紹介します。
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- 職業:
- 専業トレーダー
- 年収:
- +10億1,881万円(19年)
- 投資歴:
- 14年
資産800万円から億トレーダーになった個人投資家のブログ株取引で40億の利益を目指す有名デイトレーダー「テスタ」さんのブログです。
大学卒業後フリーターをしながら暮らしていた時に、株関連の本を手に取ったのをきっかけに株取引を始められたようですが、2020年7月時点で、株でのプラス収支はなんと38億超えとなってます。資産が増えツイッターのフォロワー数は16万を超え、ラジオNIKKEIに出られるようになり、株クラ界における知名度はだいぶ高そうな印象。 -
- 職業:
- 専業トレーダー
- 年収:
- -3,000万円(19年)
- 投資歴:
- 15年
吉本興業の芸人養成所(NSC)の入学歴を持つ、ユニークで親しみある億トレーダーのブログ26歳の時に起業していた会社を解散させ、ニートになったことをきっかけに株取引の世界へ。2005年からの通算収支は、3年目に2000万円、そして9年目には1億円を突破。(2019年の収支結果を見ると初見では驚くかも知れませんが。)大きな浮き沈みがある市場でも株取引をエンジョイするポジティブな姿勢にブログ読者は多数。
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- 職業:
- 専業トレーダー
- 年収:
- +4,300万円(19年)
- 投資歴:
- 7年
25歳にして資金1億円突破を達成した人気デイトレーダーのブログパチスロで貯めた300万円を資金に、20歳から投資の世界へ。トレードを開始して5年間で300万を1億まで引き上げる事に成功!25歳にして億トレーダー入りを成し遂げた有名デイトレーダー「ぐらわん」さんのブログです。
ブログで公開される内容は、日々のトレード内容と収支結果に加えて、取引した銘柄の手ごたえや感触などもタイムリーに配信されて読み応えありです。また、株取引だけでなくFXトレーダー、ニコ生主としての顔も持ちます。 -
- 職業:
- OL
- 年収:
- 詳細不明
- 投資歴:
- 16年
資金25万円からスタートして運用資産は約7000万に。詳しいプロフィールの掲載はありませんが、美人OLさんが日々のデイトレ結果を淡々と公開するブログ。「いつ」「どの銘柄」「買ったor売った」「収支の結果」と、前場と後場に分けてタイムリーに取引結果を公開。
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- 職業:
- 専業トレーダー
- 年収:
- +382万円(18年)
- 投資歴:
- 8 年
投資資金がまだ少ないデイトレーダーは必見のブログ!証券会社の株式ディーラーを7年経験したのち、資金80万円を元手にデイトレーダーの道へ進んだ「藤野 良太」さんのブログ。日々更新される取引結果には、銘柄ごとの収支結果が分かるキャプチャー画像を掲載。株取引の話だけでなく、投資へ取り組む姿勢や考え方、プライベートの話など、人柄の良さが伝わる非常に読みやすいブログです。
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- 職業:
- 専業主婦
- 年収:
- 詳細不明
- 投資歴:
- 9年
日々のデイトレと子育て生活の両方が見られる少しホッコリする主婦ブログトレード歴約9年になる専業主婦「miumiu」さんのデイトレブログ。月間・年間の収支結果はまとめられていませんが、日々更新されるトレード結果には、取組み銘柄の動きや売買のタイミング、その日の収支結果を見ることができます。トレードの結果だけでなく子育ても頑張る主婦の日常が見られ、少しホッコリしながら観れるブログです。miumiuさんと同じ環境にある主婦デイトレーダーなら、色々と共感できる事が多いはずです。
ご紹介したデイトレーダーさん達は、それぞれの生活環境や職業などによって取引時間や銘柄選び、ポジションの取り方などを一工夫されている方ばかりです。
残念ながらカリスマデイトレーダーとして知られる「B・N・F(ビー・エヌ・エフ)」氏や「Cis(シス)」氏はブログをされていないようですが、「テスタ」さんや、「むらやん」さんなど、株クラ界で知名度が高い人もブログを書かれています。
ブログで収支を公開されているデイトレーダーの方は他にもたくさんいるかと思いますが、長くトレード内容を公開されてきている方のブログは「傷だらけのトレーダーBlog」「降臨トレードブログ(勝って驕らず、負けて怯まず)」「上総介の投資日記」などでしょうか。
また、ブログは書いてないけどツイッターはやってるというデイトレーダーの方も多いです。
株クラ界で最もフォロワー数が多いのは「Cis(シス)」氏のツイッターアカウントでしょうか。
今時は有名なデイトレーダーの考えや取引内容などをネットで簡単に知れたりするので、株初心者の方はまず、同じような境遇・環境にある先輩デイトレーダーを見つけることから初めて、取引ルールなどを参考にしてみるといいでしょう。
専業・兼業デイトレーダーの一日を比較!生活や職業で違うトレード手法
先輩デイトレーダーのブログに目を通したりすると、「デイトレーダー」という職業の方たちが、どのような生活をしているのかがぼんやりと見えてきたと思いますが、それでも、
- 「今の職場環境でもデイトレで利益を出していけるだろうか?」
- 「プロのように一日中チャート画面を見ていないとダメなのか?」
など、自分の置かれた環境でもデイトレーダーになれるかと疑問に感じている方も多いはずです。
専業として活躍するデイトレーダーの中には、市場が開いている間はPCモニターに張り付きっぱなし、市場が閉じた後も、投資戦略の研究や翌日の銘柄選びの準備をしたりと、一日中トレードのことを考えているような方もいます。
デイトレードに限らず株取引で稼ぐには、こうした地道な努力が必要になることは言うまでもありません。
しかし、すべてのデイトレーダーがこうした生活を送っているかというと決してそんなことはありません。
先ほどご紹介したデイトレブログをご覧いただければ、その人それぞれの生活環境に合わせたトレード時間、デイトレ手法があることに気づいていただけるはずです。
では、専業・兼業デイトレーダーの一日はどう違うのか?
仕事とデイトレの両立をさせたい方のヒントとなるように、二人のデイトレーダーの一日(取引時間やトレード手法の例)を比較してご紹介します。
専業デイトレーダーの一日スケジュール
専業デイトレーダーの場合、取引時間中・時間外を問わず常に値動きのある銘柄を探しながら利ザヤ(売買の結果生じる利益)を積み重ねていきます。
一般サラリーマンでは手にできない利益を生むチャンスがある反面、投資戦略の研究や情報収集、銘柄選びに時間が割かれるため、一日中デイトレのことを考える生活になることも。
デイトレーダーの中には「市場が開いている間はパソコンモニターを眺めて注文を指し続けている状態で、トイレに行くこともできない。」という方も。
兼業デイトレーダー(サラリーマン)の一日スケジュール
日中は会社勤めのサラリーマン・デイトレーダーの一日を例にしましたが、兼業トレーダーの中には、値動きが活発になる「寄り付き」や「前引け間際」といった午前中だけをピンポイントに狙った取引手法を取る方もいます。
専業のデイトレーダーと違い、大きな利ザヤを得るチャンスは少なくなるものの、株取引と仕事を両立する生活リズムに調整することで、給与以外の副収入をデイトレで稼ぐことができます。
兼業トレーダーの中には、証券会社が提供するサービス「指値」と「逆指値」、「不成注文」の自動売買を設定して、外出時はスマホでチェックという方も。
生活のリズムに合った投資スタイルを見つける事がデイトレーダーになるための必要条件
国内トップクラスと呼ばれる有名デイトレーダーから、専業主婦やサラリーマントレーダーまで、デイトレーダーと言っても職業や生活環境は人それぞれ。
大切なことは、その人の生活リズムに合った投資スタイルを見つけ、“無理のない取引ルール”を作ることです。
最近では、ネット証券の取引ツールの進化とスマートフォンの普及によって、デイトレードは外出先でも実践できる副収入を得る方法へと変わってきています。
さらにデイトレーダーの増加とともに、これまで時間と労力を必要としていた銘柄選びや情報収集を、もっと簡単に完結させるデイトレに特化した情報サイトも多くリリースされています。
デイトレーダーという職業や副収入のカタチに魅力を感じる反面、今の生活環境でも続けていけるか心配だという方は、デイトレ銘柄を選ぶ上で情報源となる株情報サイトを上手く活用してみるといいでしょう。
デイトレーダーとして成功する為には“銘柄選び”がとても大切です。
日々コツコツと利益を積み重ねていくにも、利益に繋がらない銘柄を選びトレードしてしまっては儲かるどころか大きな損失を出してしまうことになり兼ねません。
なのでデイトレーダーとして利益をしっかりと出していきたいと思われる方は、デイトレに役立つ株情報サイトを上手く活用するなどして、“利益に繋がる銘柄”を日々しっかりと探るようにしましょう。
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